カプリ系のイチジクの結実については次の三つの点を、よく知っておく必要があります。
まず、果実は無数の花が小さな痩果(内部に小さな種子が入っている)であること。
つぎに、花には雄花、雌花、発育が途中でとまってしまった雌花の三つの種類があること。
この発育不全の雌花には、大きな子房と非常に短い花柱があります。
ふつう、花(イチジクの場合は洋ナシの総包であるが)の小穴のまわりに、短い花柱の雄花がぎっしりとつまっていますが、花柱の長い雌花だけのこともあります。
ごくまれに短い花柱の雌花が、雌花と雄花の間に入って花托をおおっていることもあるが、小さな穴のまわりには必ず雄花があります。
さらに、受粉は小さな穴を通りぬけられる小さな昆虫によって行なわれることです。