瞬間接着剤の力は大きいものです。
実験室の実験では金属と金属を接着した場合、1平方センチ当たり300キロから350キロの強度となることがわかっています。
接着部分をまっすぐ引っぱってもその力でないとはずれないのです。
3平方センチにすれば、強度は1トン。
ですから一滴で2トンの力に耐えられるのです。
シアノアクリレートの接着時間は、最も速いゴムなら2秒、いちばん接着しにくい木でも1分でくっついてしまいます。
一般に接着剤は、固体と固体の間の液体が固体になったとき、2つの固体の間に分子間吸引力が働くことを利用しています。
物質と物質を1千万分の1ミリ(オングストローム)の単位に近づけると、分子同士が結合したり、反発したりする性質があります。
その距離が3オングストロームになったとき、最も強く結合するのです。
接着剤はこの性質を利用したもので、くっつけたい物質と物質の間に液体の接着剤を流し込み、接着剤が固まると、物質と接着剤の間のすき間がそれぞれ3オングストロームに近付きます。
このため接着剤を介して2つの物質がくっつくのです。