気のバランスをとるにはどうすればよいのでしょうか。
それは病気になった人が治っていく過程から逆算して知ることができます。
私の経験によれば難病が治るケースは次の3つしかありません。
第一に「病気をあきらめた人」、第2に「病気を忘れた人」、第3に「人のために尽くした人」です。
・・・結論からいえば、病気にエネルギーを使わなくなってしまった人たちなのです。
多くのリウマチ患者さんを診ていて「この人は絶対に治らないだろうな」と思われる人がいました。
症状も悪ければ検査結果も最悪。
そのうえ、治りたい気持ちが人一倍強く、来るたびに「治せ、治せ」と鬼のような形相でせがむ。
難病だけに医師としてこんなつらいことはありません。
正直いって、会うのがつらかったのです。
その患者さんがしばらく来ないと思っていたら、久しぶりにやってきました。
彼女の顔を一目見て私は驚きました。
顔つきがまるで変わっているのです。
穏やかで明るくて笑みさえ浮かべています。