「元気そうじゃないですか、どうしたんです?」
すると彼女はこういったのです。
「先生、もうあきらめちゃった」
検査をしてみると、炎症の程度をあらわすCRPの値が、帥というリウマチで最高の数値だったのがマイナスになっている。
「治りたい、治りたい」と、それだけを願ってもあれだけ治らなかった人が、あきらめたら逆に治ってしまったのです。
ある人は相当症状が悪いはずなのに通ってこなくなった。
久しぶりに来たので事情を聞いてみると、孫が生まれたそうで「その世話で忙しくて忙しくて、病院に行くのなんか忘れてしまった」というのです。
薬もずっと飲んでいないといいます。
この人も検査してみると、劇的に快方へ向かっていました。
また、自分の病気そっちのけで、人のために尽くすことで、快癒を果たした人もいます。
ともかく病気はどんな難病も「あきらめる」「忘れる」「人のために尽くす」の3つを徹底すると、不思議なほどによい結果を生じさせる。
この3つに共通するのはいったい何なのでしょうか。
病気をつくるエネルギーを他のものに転換したのです。
その結果、自分の気持ちが楽になって世の中が素敵に見えてきて、毎日わくわく生きられるようになったのではないでしょうか。
すっかり明るくなった患者さんを見ていて、私はそう思うようになりました。
このような患者さんの気を測定してみると、失われていたバランスが見事に回復しているのです。
もうひとつ、気を測定していてバランスのとれる心理状態があります。
それはプラス思考の状態です。