代表的な経済指標がきわめて肯定的であるのに対し、おもな環境指標は、すべてが否定的な数値を示しています。
たとえば農地を広げるには森林を伐採しなければならなかったし、薪や製材、紙の需要が高まるにつれて、森林消失にますますはずみがつきました。
1980年代の終わりには、世界の森林は推定で年間1700万ヘクタールの割合で減少しました。
モーリタニアやエチオピアなどのような国々では、木の生えた地域はほとんどなくなってしまいました。
これと密接に関連して、風や水の浸食によって表土が流出し、それにともなって土地が劣化しました。
第三世界全体に広がった森林消失と過放牧も、広範囲にわたる土地の劣化の原因となっています。
毎年、およそ600万ヘクタールの土地が荒廃にさらされて、生産能力を失い、不毛の土地と化しています。
化石燃料の燃焼によって大気中に放出された炭素の量は1980年代を通じてこれまでにない高水準を示し、90年にはほとんど60億トンに達しています。