環境と調和した持続可能な経済・・・
将来の世代の展望を危うくすることなく現在の必要を満たすような経済とは、まるで逆のことをしているのです。
経済学者のハーマン・デイリーに言わせれば、
「まるで破産企業を整理するように地球を扱うのは、どう見ても間違っている」
・・・ということになります。
このアナロジーを借用して言えば、こうしたやり方は、ちょうど大企業が、ずさんな経理体制を悪用して、毎年ひそかに少しずつ工場を売却しているようなものです。
その結果、資金繰りは順調で、利益も上がります。
株主は年次報告書を見て満足するでしょうが、実はその利益が会社の資産食いつぶしから生じていることに気づいていません。
しかし、工場がすべて売却された段になると、経営者は株主に対し、彼らの持っている株が何の値打ちもないことを説明しなくてはならなくなるでしょう。
・・・実際、私たちが地球に対して行っているのは、このようなことなのです。
同じ意味で不完全な計算方式に寄りかかって、私たちは生産資源を枯渇させ、子孫の犠牲の上に立って現在の必要を満たそうとしているのです。